今回のテーマは通所リハビリテーション
通所リハビリテーションとは? 通所リハビリテーションは、利用者が、指定通所リハビリテーション事業所に通い、その施設で自立した日常生活を送ることができるよう、心身の機能の維持回復を図るのに必要なトレーニングを受けられるサービスです。利用者は、理学療法士や作業療法士などの専門職の人のサポートを受けます。
今回は、JR武蔵野線 東所沢駅から約1.2キロの場所の「通所リハビリテーション緑」を訪ね、通所部長で理学療法士の塩野入 健一(しおのいり・けんいち)さんにインタビューをさせていただきました。
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◆ラグジュアリー感あふれる施設

エントラスに入ると・・・
あれ?ここはどこ?ホテルのロビーみたい??
案内してくれたのは、理学療法士の塩野入さん。
2階に上がってみると・・・・「ここは東京・青山にあるカフェですか??」「ここは所沢の通所リハビリテーション 緑さんですよ~」
通所リハビリテーションは、医療保険でも介護保険でも医師が必要と判断した場合に利用できます。施設内では、理学療法士、作業療法士などのリハビリの専門職のスタッフが、それぞれの人の程度に応じたプログラムを作成してくれます。
◆自立すること、デキルことを増やす
「通所リハビリテーション緑」は、運動やアクティビティーを通して、『自立すること』『デキルを増やしていくこと』をサポートしてくれる施設です。
◆介護用の設備や器具がない!
「施設内ではできることは自分で動く」をリハビリの1つと考え、施設内には、介護用の設備や機材はありません。
なぜって?
この施設自体が、一般社会に合わせて生活するためにトレーニングする場所だからです。理学療法士や作業療法士などの専門スタッフが、「自分で動こう」というきっかけをサポートしてくれます。あくまでも、トレーニングをし、「緑」を卒業してもらうことが目的。
◆卒業して、復職する人、介護保険を卒業する人も!
ちょっと厳しいように聞こえますが、
「ここでは、ご本人様が主体で、意欲が大切です。『緑』に来ていただいてプログラムを楽しんで取り組んでいただき、自信をつけるということを大切にしています」と塩野入さん。
心が前向きになるケアにも取り組んでいるそうです。
「疾患があっても、意欲的に取り組める人のほとんどは、社会にもどっていきます」
◆20種類以上のトレーニング
広いフロアには、約20種類にも及ぶ、トレーニング器具がずらり。
パーソナリティの鮎川雄一さん、一通りトレーニングマシンの使い方のレクチャーを受けました。
リハビリテーションといっても、どこかで見たことのある機器やマシーンが多い。
それもそのはず、所沢市民体育館のジムにもおいてあるトレーニングマシーンと同じ機器も導入しています。(※イタリアに本社を構えるヨーロッパ最大のフィットネスマシン・メーカーである『テクノジム』製品を採用)
その訳は、「緑」を卒業しても、引き続き自分でトレーニングが行えるようにとの配慮のこと。使い方を知っていれば、「緑」の卒業後も積極的に自分でジムに通えそうですね。
利用者さんたちは、通常4時間この施設で過ごします。
4時間ぶっ通し、運動しているわけではありません。
基本のプログラムを終えたら、製作が好きな人は革細工や折り紙細工、編み物、習字など会話を楽しみながら。また、囲碁や将棋を楽しむ姿も見られるそうです。
一見、辛そうに見えるリハビリも楽しそうに思えますね💛
◆セルフサービスはリハビリのため
カフェテリアにはランチもオーダーできます。とはいっても、セルフサービス。
学食や社食を思い出す人もいるかもしれませんね。
御飯とお味噌汁も自分で盛ります。
ドリンクだって、ファミリーレストランのようなドリンクバー形式。
「自分で取りに行って、自分で運ぶ」これもリハビリの1つです。
◆食器も陶器?!
「緑」のカフェテリアで使う食器は陶器製です。
「食事の時の質感が上がりますね!」と女子の私はそんな短絡的な感想を抱いてしまいましたが、陶器だから落とせば割れます。本来は、落としても心配ないようなプラスチック製の割れない食器だと気が楽なはず。しかも、「緑」のルールでは、「割ったら弁償」だそうです。
「弁償だなんて、なんてひどいんだ!」とこれまた、短絡的な感想を抱いてしまいましたが、塩野入さんによると、
この「陶器の食器を使用すること自体が、リハビリになっている」のだそうです。
「この施設の中で、自分が、日常生活で何ができて何ができないかを把握することで、次第に自信もつき、転倒をしなくなります。ケガも避けることができるようになります。食器を運ぶのも同様で、『気を付ける』という意識が重要です。実際に『割ったら弁償ですよ』というペナルティーをつけることで、気を付けようと意識も高まります。実際、これまでで食器を割ってしまった利用者さんは、たった1人しかいないんですよ」
ここで過ごす4時間すべてが、生活機能向上のためのリハビリ。
“自分らしく生きる”や“社会生活を取り戻すこと”のためのステップと要素が、この「通所リハビリテーション 緑」の中につまっているように思いました。
最後に恒例の記念撮影! 塩野入さん、お忙しい中ありがとうございました!
〒359-0027 埼玉県所沢市松郷144番1
営業日 / 月曜日~土曜日
営業時間 / 8時30分~17時30分
お電話でのお問い合せ tel.04-2951-8882 fax:04-2951-8883
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Summer Vacation!! /仙波 宗一郎 作曲
【プロフィール】
1991年生まれ北海道札幌市出身、京都在住
13才の頃よりギターを始め、大学在学中より講師業や演奏の仕事を開始
25才から作編曲活動を始め、現在精力的に活動している。
【作品集】
Sound Cloud https://soundcloud.com/user-762845564
driving at daybreak /チバ 作曲
【作曲者ホームページ】
Sound Cloud https://soundcloud.com/user-762845564